「QUQURI」という専有面積「9.23㎡」のコンパクト物件に住んでいます。
※ QUQURIはいま流行りの狭小物件で、格安・築浅・駅チカを実現するために、広さを削ぎ落したコンパクト物件です。
専有面積にして、約5.7畳。
トイレ・浴室・キッチンのスペースを除けば、その面積は「3畳」ほどになります。
■ 1帖 (1畳) = 1.62m²
※不動産の表示に関する公正競争規約施行規則「物件の内容・取引条件等に係る表示基準」より
誰に話しても
え、そんな狭い物件に住めるの !?
とビックリされます。
ただ、この物件がめちゃめちゃ居心地がいいんです。
物件のレイアウトが、狭いながらも暮らしやすいように設計されていて「広ければいい訳ではない」ということをヒシヒシと実感します。
今回は、そんな「3畳ワンルーム・アパート物件」の部屋 & レイアウトを大公開します。
※ 知れば知るほど「ミニマリスト向けだな」だと思います。物件の広さにこだわりのない人には、またとない好条件の物件です。
【東京】3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト
間取りはもちろんワンルームで、玄関入って、すぐ一歩目からリビングです。(リビングと言っていいかは、甚だ疑問ですが、)
部屋は、1階と2階 (ロフト) に分かれます。
■1階
– 玄関
– リビング (と言っていいのだろうか)
– 靴箱 (兼いろいろ収納スペース)
– キッチン
– トイレ
– シャワー (浴槽なし)
■2階
– ロフト
– クーラー
基本的には、ロフトが寝室になります。
寝るとき以外は、1階のスペースにいて、眠くなったら、2階に移動するという導線です。
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【リビング】
上 (ロフト) から見ると、こんな感じ。
こう見ると、やっぱり狭い印象がありますが、横長の机を置くと、ちょうどいい感じのスペースになります。
NITORIで買った「100センチ × 60センチのデスク」を2つ横に並べて置いています。
そうすると、カフェの壁際の席みたいなレイアウトになるんです。
そこに、背もたれ付の椅子を置いたら、ちょうどいいスペースができあがります。
ここでパソコンしたり、ご飯を食べたり、勉強したり。
後ろの壁までギリギリと言えばギリギリですが、窮屈さはなく、ムダのない設計をしています。
(あるいは、横長のソファを置いてみてもいいかもしれません。いずれにしても、長細いスペースをいかにして有効活用するかが肝になってきます。)
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【キッチン】
キッチンのレイアウトは、シンプルそのもので、小さめの流しと電気コンロが1つです。
(よほど料理が大好きというわけでなければ、一人暮らしにコンロは1つで十分。)
電気コンロには、ティファールの小さめの鍋を常備しています。
プラス流しには、以下の6アイテムが置かれます。
● コンタクト洗浄液 (オプティフリー)
● コンタクトケース
● 歯磨き粉 (クリニカ)
● さいばし (100均)
● まな板
● 食器洗い用スポンジ (100均)
なお、食器洗い用洗剤 (チャーミークイック) は断捨離しました。
自炊するのはパスタを茹でるくらいですが、食べてすぐにスポンジで水洗いすれば、汚れはカンタンに落ちます。
(食べた後に、流しに放置しておくから汚れ落ちが悪くなるんですよね。すぐに洗えば洗剤は不要。)
ちなみに、うちの流しには三角コーナーがありません。
わざわざ三角コーナーを経由して、ゴミ箱に捨てるのが意味わからなかったので断捨離しました。
「三角コーナー = ゴミ箱」であることを考えれば、ゴミ箱→ゴミ箱という無意味なワンステップを踏んでいるということです。
よって、料理をするときに出るゴミは、そのままゴミ箱に捨てます。
流しの上にはちょっとした収納スペースがあり、お皿やコップなど食器類、歯ブラシ・髪剃りなどケア用品を置くことができます。
以下の10アイテムです。
● コップ
● はし
● スプーン
● フォーク
● 歯ブラシ (プレミアムケア)
● 電動ヒゲ剃り
● 化粧水、乳液 (uno クリームパーフェクション)
● パック (BABYISH 朝ケアマスク)
● パスタ (ママ―)
● 塩、コショウ
イチオシは「uno クリームパーフェクション」
化粧水と乳液が一つになった肌ケア用品で「化粧水で保湿する → 少し待って乳液で乾燥防止」という “朝のめんどうなひと手間” がカットできます。
(関連記事:【ミニマリスト】断捨離したスキンケア用品 & 愛用しているモノ【おすすめ】)
化粧水と乳液は極潤を使っていたのですが、ぼちぼちやらずに出社する日もありました。(めんどくささの勝利)
「uno クリームパーフェクション」に変えてから、スキンケアの手間が減った分、抜かすことがなくなりました。
流しとコンロの下には、包丁を置いたり(一人暮らしで4本も使わないと思うけど…)、料理道具を置くスペース(写真でいえば、左側) があるので、 スペースに困ることはないでしょう。
このスペースには、以下の4アイテムを置いています。
● 包丁 (ほぼ使わない)
● 水切りネット
● 激落ちくん
● ハイプ用洗剤 (錠剤タイプ)
● 歯ブラシ (水回りの掃除用)
あと、写真ではわかりづらいですが、左側のスペースに食器や調理器具などを置くスペースがあります。
以下の2アイテムです。
● フライパン
● 大きめ食器 (パスタ食べる用)
● 洗濯用洗剤
なぜ、ここに洗濯用洗剤が置いてあるかというと、近くのコインランドリーで洗濯をしているからです。(洗濯機はありません!)
(関連記事:【ミニマリスト】洗濯機は不要なので断捨離しました【理由 + メリット】)
玄関入ってすぐ左がキッチンなので、ここに置いておけば、コインランドリーに行くときに忘れません。(忘れてもすぐ取れる。)
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【靴箱 (兼いろいろ収納)】
玄関入ってすぐ右手に、靴箱 (兼いろいろ収納スぺース) です。
下に6段、上に5段の「合計11段」を収納に当てることができます。
● バスタオル
● ハンカチ
● マスク
● サランラップ、アルミホイル
● ジップロック、タッパー
● ゴミ袋
ここに、上記を収納しています。(靴箱というより、日用品入れ。)
靴は、スニーカー、革靴、雨の日用の革靴の3足しか持ってないので、靴箱というよりは「なんでも収納スペース」ですね。
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【シャワー】
スペースに限りがあるので、浴室に「浴槽」はありません。
お風呂場ではなく、シャワールームになっています。
ただ、実際のところ一人暮らしでお湯を沸かすことも稀かと思うので、シャワールームの方が快適です。
(前のレオパレスの物件では、入居日と退去前夜の2回しか浴槽に浸かりませんでした。2年で2回なので、完全なるデッドスペースです。)
「トイレ・風呂別 + 浴槽なし」は、僕にとってのマスト条件になりつつあります。(次、引っ越す物件もこういう作りのモノを探すつもりです。)
関連記事:【ミニマリスト】お風呂は不要なので断捨離しました【理由 + メリット】
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【トイレ】
トイレは、狭いながら清潔感があり、シンプルな作りになっています。
座ったら、膝がギリギリ前の壁に当たらないくらいのスペースです。
当然、ウォシュレット付です。
(リモコンみたいに持ち運び可能という謎の機能もついています。)
背面のスペースには、洗面用具を一通り置けるくらいのスペースがあるので、ここでも収納に困ることはありません。
● 替えのトイレットペーパー
● トイレハイター、バスマジックリン
● 替えのボディソープ、替えのシャンプー
● 替えのコンタクト洗浄液
● 替えのスポンジ類
これら一式、みんなここに置けます。
替えモノ類は、なくなったら補充すればいいかもですね。(日用品でも基本はストックしない性格)
歩いて2、3分のところにスーパーもあるので、すぐに補充できます。入居時に買ってしまったことを後悔しています。
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【ロフト】
ロフトは、基本的には「就寝スペース」になります。
奥行き・幅ともに「ちょうど人が1人寝られる分のスペース」が確保されていますが、それ以上でもそれ以下でもありません。
ちょうど寝るだけのスペースのみ確保されているのは、非常にありがたい。
(レオパレスみたく、ムダにロフトが広いとスペースのムダなスペースが増えるので居心地のわるさを感じます。)
ロフトにつながるはしごは、こんな感じ。
以前、2年ほどレオパレスに住んでいましたが、レオパレスのロフトに比べて足場の奥行きがあるので、昇り降りするときの安定感があります。(足場が細いと、こわいよね)
ロフトからの眺めもよく、このロフトかなり気に入っています。
ロフトのおかげで、かつて類を見ないほど天井が高くなっています。
部屋面積の割に解放感があるので、間違いなく天井の高さのおかげですね。
3畳ワンルーム・アパート物件のレイアウト【エアコン】
ロフトのちょうど向かいにエアコンがあります。
エアコンが「ロフトよりも高い位置 + ロフトの真正面」にあるので、夏場は涼しく、冬場は温かくして寝られます。
家のレイアウトはよくても、エアコンの位置が微妙な物件も少なくないので、その辺りもこの物件は考慮されていて「抜かりないな!」と思います。
実際、就寝時の快適さは睡眠の質にダイレクトに影響してくるので、すごくありがたいです。
下から見ると、こんな感じ。風向き設定がこまかく分かれているので、上にいても下にいても快適に過ごせます。
【東京】3畳ワンルーム・アパート物件の家賃
家賃は「5万2500円」です。
共益費と振込手数料を入れると、込々で「5万7824円」で、6万円を切ります。
【内訳】
● 家賃:5万2500円
● 共益費:5000円
● 振込手数料:324円
月1万円とか2万円の物件に住んでいるような「プロミニマリスト」の方々に比べたら、家賃は高めですが、新宿まで30分圏内でいけて、駅から徒歩5、6分の立地でこの値段ならわるくないでしょう。
下記のスペックが、主なメリットになるかと思います。
● 新宿まで在来線で1本、30分以内
● 駅から徒歩5、6分
● 築2年(完成:2017年8月)
● 2階でかつ、日差しを遮るものナシ
● 天井がめちゃめちゃ高い
なかでも「新築」かつ「日当たり良好」なのは、生活していく中でQOL(Quality of life) を高めてる感ありますね。
写真は、ガッツリ逆行で暗く見えますが、実際目の前が建物で阻まれてないのは、都心の物件ではものすごくありがたい。(窓開けたら、一面壁ってありますよね、)
また、天井の高さには正直、驚きを隠せませんでした。
前に住んでいたレオパレスでも十分、天井が高く「広さの割に解放感あるなぁ!」と思ってましたが、レオパレスの高さをはるかに凌駕します。
「狭くてもいいから、都心の駅チカに住みたい」という方には、ピッタリの物件になるかと思います。
「物件の内観をより詳しく知りたい!」という方は、YouTube上に動画もアップしているので、ぜひぜひ!
●【3畳】東京都内・家賃5万2500円の部屋を紹介【スピリタス社・QUQURI】
3畳ワンルーム・アパート物件の探し方
最後に「どうやって3畳ワンルーム物件を探せばいいのか」について。
今回紹介した3畳物件は「スピリタス」という会社が運営する「QUQURI」というモデルの物件になります。
この物件の特徴は「駅チカ・新築・部屋が狭い(家賃が安い)」の3拍子になるので、各物件サイトの検索条件をそれに合わせます。
僕が実際に使った「suumo」だったら、住みたいエリアや路線を選んだ後に「その他条件を指定」で下記を入力します。
● 賃料 → 上限が8万円以下
● 駅徒歩 → 10分以内
● 築後年数 → 5年以内
● 専有面積 → 上限が20㎡以下 ※10㎡以下の項目はないため
とくに重要になってくるのが「専有面積」と「築後年数」です。
実際、専有面積は広いけど、ものすごく古いから安い物件というのはあっても、新しめの物件で安いところはほとんどありません。
あるとすれば「QUQURI」のように、激狭物件で専有面積がものすごく狭い物件くらいです。
物件サイトでは、運営会社は表示されないのが一般的ですが、下記の条件すべてに当てはまれば「QUQURI」物件であることはほぼほぼ確定と判断してよいでしょう。
● 賃料 → 上限が8万円以下
● 駅徒歩 → 10分以内
● 築後年数 → 5年以内
● 専有面積 → 上限が20㎡以下 ※10㎡以下の項目はないため
参考までに。