「ミニマリストは恋愛すらも断捨離する」なんて思ってます?
安心してください。そこまで考えるのは危険だという認識はあります。
恋愛をしないのではなく、恋愛において不必要な考え方を断捨離するのです。
では、恋愛において不必要な考え方とは何なのか?
この記事では、ミニマリスト的恋愛観をまとめます。
【考察】ミニマリスト的恋愛観と異性関係のゴールとは?
巷には「ミニマリストは恋愛も断捨離しろ」なんていう恐ろしい記事も書かれていたりしますが、ちょっとそこまで行くとこわいですね。
男は女を好きになるし、女は男を好きになるのは生物として当たり前の習性で、そこを捨てるというのは本能を理性で抑え込むようなものなので、やらない方がいいです。(やろうと思って、できることでもありません。)
男も女も恋人がいた方が、毎日が楽しくなり、人生の充実度は向上することでしょう。
・尽くす欲求(= 自己奉仕の欲求)
:好きな人に何かをしてあげられた、好きな人の役に立ったという満足感を味わうことができる
(例)料理をつくってあげる、プレゼントをあげる
・尽くされる欲求(= 承認欲求)
:好きな人に何かをしてもらったという満足感を味わうことができる
(例)料理をつくってもらった、プレゼントをもらった
趣味や暇つぶしの中には、自己完結型の自分一人でできるモノもありますが、恋愛は相手がいて初めて成立するので、双方向的なコミュニケーションです。
人間には誰しも「人の役に立ちたい」という奉仕の精神と、「誰かに必要とされたい」という承認欲求が共存しているので、それを満たすことができる人間関係は幸せに暮らすためにとても大切なファクターです。
それが、家族だったり友達との関係性でもいいですが、恋愛関係がもっとも深い関係になりやすいでしょう。
(家族に愛されているより、恋人から愛されているという状況の方が満足感高くないですか?)
(仲いい親友がいるより、自分にゾッコンな彼氏・彼女がいるという状況の方が幸せ度高くないですか?)
家族 = 親は自分が生まれたときから一緒にいる、兄弟姉妹も長年一緒に暮らしている
友達 = 中学・高校・大学、長い人は小学校から一緒にいる
さらに、人間は、同性のみならず、異性から強烈に必要とされたい欲求(モテたい欲求)を持っています。
同性の友達がいるだけではダメで、異性の恋人がいることが大事なんです。
恋愛に
「彼氏ほしい or 彼女ほしい」と言うのに、異性との接触の機会をもたない人、多い気がします。
とくに、社会人になってからは学生時代に比べ、出会いが圧倒的に減るはずなのに、仕事にかまけて異性との出会いを諦めている人が多い印象です。
ある調査によれば、20代男性の3人に1人が異性との交際経験がないようです。また、生涯未婚率は年々増加傾向にあります。
交際相手がいるかいないかで、人生の満足度が左右されうのであれば、もう少し積極的に異性との出会いを求めてみてもいいのではないでしょうか。
恋愛はものすごくパワーを使う
省エネで行きたいミニマリストにありがちかもしれませんが、恋愛から得られるパワーの方が大きいと思いますけどね。
一人の時間を大切にしたいという反論
「どれだけ多忙なんだよ!」とツッコミを入れたくなってしまいます。
同棲する、よほど頻繁に会うことを求めてくるパートナーでもなければ、個人の時間は十分確保できるでしょう。
とある調査によれば、恋人とのデートの頻度でもっとも多かったのは週に1回、次いで2週間に1回です。
ボリュームゾーンは、月に2回~4回ということになります。
休日の片方をパートナーに献上すると考えると、多いような印象を受けますが、デートの時間を決めるのも当事者なので、頻度が多いと感じるなら会う時間を減らすなり、時間帯を工夫するなり、やりようはいくらでもあるでしょう。
【理想的な恋人関係】お互いを高め合える関係が理想だよね
続いて、付き合ってからの恋人との関係性についてです。
恋愛は暇つぶしという意見
たしかに一理ありますね。
一人でも生きていける人は恋愛に向きません。
●デート代は男性がおごる or 多く出さなくてはいけないという固定観念
●デートは毎回ちがう場所に行かなければならないという幻想
●記念日は盛大に祝わなければならないという幻想
デート代は男性がおごる or 多く出さなくてはいけないという固定観念
好きでおごる or 多く出しているならまったく問題ないのですが、それによって拘束されるのであれば、違うんじゃないかと。
そもそも、男 – 女の関係が対等なのであれば、どちらかが多く出すということはあり得ないわけで、男が多めに出すということそれ自体が、女を下に見ているということになります。
女の方が稼ぎが少ないという反論:同じ総合職で採用されていれば、給与水準は変わらないはずであって、エリア総合だったり、一般職、派遣社員で採用されているから所得差が出る。仕事の裁量・責任を考えれば当たり前であって、それが嫌だったら総合職で選考に参加すればよかっただけの話。
女の方がメイクや美容にお金がかかるという反論:男に身だしなみが不要ということはなく、金額差が生まれるとすれば、個人としてどれくらい重要視しているかというだけ。何が重要か考えるのはあくまで個人なので、個人の選択に他人を巻き込むのは意味が分からない。
デートは毎回ちがう場所に行かなければならないという幻想
記念日は盛大に祝わなければならないという幻想
手紙一つでも素敵な記念日になりますよ。
よそ者の意見は無視でOK
恋愛は、人目を気にし出したらおしまいです。
恋人と恋愛をしているのか、他人に見栄を張るために恋愛をしているのかワケが分からなくなってしまいます。(実際問題、そういう人は多そうですが、笑)
そこはお互いの理解が必要です。
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事実婚論争
結婚を話題に上げると、婚姻届を提出しない事実婚という選択肢が出てきそうです。
事実婚 = 法律婚の逆で、婚姻届を出さない (入籍しない) 結婚。
ただの同棲と何がちがうのかといえば、「2人に婚姻意思があること」と、「婚姻意思に基づいた共同生活があること」
法律で縛る関係に違和感
ほんとに好きなら、法律婚しろよって思うけどね。
婚姻届けを役所に出すことくらい、大した手間ではない
夫婦同姓が原則
事実婚なら法律上は赤の他人なので、夫婦別姓が可能性です。
名字変更に伴う変更作業も発生しないということ。
本来なら面倒な免許証、パスポート、保険証
婚外子(非嫡出子)となってしまいます。
子どもは母親の戸籍に入ります。「認知」されない限り父親の欄は空欄に。
父親からの扶養や相続を受ける権利もありません
事実婚では
「生前贈与」または「遺言書」を残す必要が
どんなに長く連れ添おうとも財産をパートナーに遺すこと
1億6000万円までの財産を相続しても相続税が非課税となる、配偶者の軽減措置も適用外です。
逃げの結婚のような気がしてならないですね。
「配偶者控除」や「扶養控除」が認められない
控除を受ける納税者本人の合計所得金額 控除額
900万円以下 38万円
900万円超950万円以下 26万円
950万円超1,000万円以下 13万円
たとえば、所得合計が500万とした場合、所得税は20%、住民税は10%となるので、38万円の控除となれば、年間11万4000円もの税金をおさめなくていいということです。
サラリーマンの平均年収は450万円ほどですから、給与のボリュームゾーンはおおむね400万~500万円。
年収500万円で年11万4000円の節税は正直、かなり大きいでしょう。
また、子供が生まれた場合についても扶養控除の対象になり、38万円の控除となれば、年間11万4000円もの税金をおさめなくていいことになります。
子供が複数人いれば、扶養控除の金額も追加されます。
事実婚は、税制面でもデメリットしかありません。
生命保険の受取人として断られたり、住宅ローンを組む際にスムーズにいか
子どもを作る予定がなく、共働きで一生いく予定、夫婦同姓であることが嫌な夫婦という限定条件付きなら、いいかもしれません。
まとめ
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●世間にはびこる「こうあるべき」理論は完全スルー。大切なのは、パートナーと自分との間の納得感のみ!
●事実婚は、