1円でも多くお金を貯めるために、ミニマリストになる人は少なくないでしょう。
貯金を貯めるためにマストなのは、下記の2つ。
●日々の生活費・交際費を節約すること (倹約生活)
●稼ぎを増やすこと (年収アップ)
どんな人も、懐のキャッシュフローは「収入」と「支出」でできています。(収入 = 手元に入ってくるお金。支出 = 手元から出ていくお金)
※ キャッシュー:家計簿をつけたときの収支のバランスのこと
だから貯金を増やすためには、入ってくるお金(収入)を増やし、出ていくお金(支出)を減らす努力が重要になってきます。(どちらか片方に寄るよりも、双方を伸ばしていくのが理想)
この記事では、入ってくるお金の増やし方の話。
ミニマリストが年収アップのために意識していること & その効果についてまとめます。
以下の内容です。
● 26歳男性ミニマリストの年収公開 (内訳も公開)
● ミニマリストが年収アップのためにしていること & その効果
【実録】26歳男性ミニマリストの年収【500万円】
まずは、26歳男性ミニマリストの現在の年収から。
トータル500万円。
(正確には、516万円でした)
26歳にしてはもらっている方かなと思います。(金融大手・製薬会社・不動産 / 建設業界・コンサル・外資系企業に勤める人等、ハイスぺリーマンを相手にしたら別ですが。)
一方、まだまだ伸びシロのある金額でして、キャリアアップに成功すれば30代手前で600万、700万、800万くらいまでは十分射程には入るスコープです。
内訳を見ていきましょう。
支払い金額:516万1000円
所得控除の額の合計:105万1000円
社会保険料等の金額:67万1000円
給与所得控除後の金額:358万8000円
源泉徴収税額:15万9000円
※1000円未満切り捨て、源泉徴収票より
これだけ見せられても、イメージ湧かないと思うので、月々の給与や賞与ベースでならすと、下記になります。
【額面】月33万円くらい
【手取り】27、8万円くらい
※残業25時間〜40時間
【ボーナス】40万円ちょい×年2回
ちなみに、職種はITコンサルで、クライアント先に常駐して、お客様の業務の一旦を担いつつ、コンサルティングも並行して行うという仕事内容です。(ITの業務の一端を担っているだけでなく、業務改善活動を行っているという部分に強みがあり、このいわゆる “付加価値” がITでは重要なので、心に留めておいて下さい)
年収の計算方法
そもそも、年収の計算方法って理解してますか?
ちょっと話それますが、大事なことなのでチェックしてください。
意外に知らない人が多いですが、年収とは「1年間でもらった収入 (額面) の合計」のことです。額面です、手取りしゃないのでご注意を。
「月々の額面 × 16」をすると、大ざっぱな年収の目安になります。
月収 × 12 + ボーナス (月収2か月分) × 夏冬2回で、16か月という目安。
先の私の給料を例にとると、額面が33万円なので「33万 × 16 = 528万円」です。
実際には516万円でしたが、残業時間が25時間〜40時間とやや多めなのでそうなります。(残業代 = 手当なので、ボーナスに含まれない)
同じ額面でも「基本給25万 + 残業代0」と「基本給20万 + 残業5万」なら、前者のほうがボーナスが多く、年収も高くなります。(ボーナスは基本給で計算され、残業代は含まれないため)
ちなみに、残業額自体も「基本給×1.25×残業時間」で計算されるので、サラリーマンをしている上では、基本給のベースをアップさせていくことが年収アップの一番の近道です。
年収500万の生活って、どんな?
先にあげた通り、
【額面】月33万円くらい
【手取り】27、8万円くらい
※残業25時間〜40時間
【ボーナス】40万円ちょい×年2回
なのですが、その暮らしぶりとはいかがなものなのか。実体験ベースで解説していきます。
要点をまとめます。
●あんまり意識しなくてもお金は勝手に貯まる
●夜の飲み会では「もったいない」と思ってしまう
●あと150万~200万くらい欲しい【本音】
あんまり意識しなくてもお金は勝手に貯まる
20代が東京でふつうの生活をしようとすると、かかるお金は20万円弱になるでしょう。
ザックリ20万で計算しても、手取りが27、28万なので、毎月7~8万は自動的に貯まっていく計算になります。
※ 実はこの「勝手に貯まる」という感覚は重要でして、無意識で懐が潤うことからストレスがなく、金銭的な呪縛から解放されているのはとても気持ちがいいです。
年収300万~350万だと、月の手取りはちょうど20万円前後で、いわゆる「余剰」がない状態なので、多かれ少なかれ「節約しなくちゃ」という気持ちを意識的に持たなくてはいけません。
夜の飲み会では「もったいない」と思ってしまう
昼のご飯は1000円前後なら値段はたいして気にしなくなった
学生時代は、500円
ふつうに生活していれば、勝手にお金が貯まっていく
家賃が6万円なんで、光熱費・スマホ代など諸々の費用を抜いても、月20万の可処分所得がある。(可処分所得 = 自由に使えるお金)
大分大ざっぱにお金を使っていっても月5万円は貯まる。(年間60万)
それに、年に2回40万円ちょっとのボーナスが出るので、そこを貯金に回せば年間140万くらい貯まる。
【本音】あと150万~200万くらい欲しい
独身でいる分には、何不自由ない生活ができるのですが、結婚を考えると年収500万だと豊かな暮らしはできなくなるでしょう。
もちろん、婚約者の仕事の雇用形態+キャリア設計 (総合職、一般職、専業主婦) にもよるし、2人で暮らす生活レベル (一戸建て、賃貸マンション・アパート、住むエリア. etc) にもよりますが、安心感をもって暮らしていきたいなら、30代前半で650万~700万くらいは乗っておきたいですね。
【ミニマリスト流】年収アップのためにしていること
【1】会社のお金関連にこだわる
【2】社内の評価基準にそったはたらき方をする
【3】副業をする、確定申告をする
【1】会社のお金関連にこだわる
まず年収アップしたい人に問いたいのは「ほんとうに年収にこだわってますか?」というこも。
口では「ぜんぜん金ないなー」とか「もっと給料ほしいなー」とか言ってるくせに、会社のお金関連について全くといっていいほどこだわりがない人が多い。
具体的には「給料+福利厚生」
税制・国の仕組み的な部分と、会社が自分に与えてくれる部分。
●保険料、年金、税金でいくら引かれるか
●給料を時給換算したら、いくらになるか
●見込み残業はあるか。ある場合、何時間か
●各種手当(資格手当、住居手当)の有無
●1年後、3年後、5年後、給料をいくらまで上げることが可能か
上記の5点は把握しておきたい。
【2】社内の評価基準にそったはたらき方をする
例えば、僕がはたらく会社の場合には、自分一人で成果を出すより、周囲にはたらきかけて成果を出した方が評価が高い。
なので、周囲へのはたらきを強くするよう心がけた。
その結果、自分が抱える仕事量はさほど多くないのにも関わらず、社内評価は高くボーナス額が多かった。
このように、社内の評価基準には従わなくてはならない。
【3】副業をする、確定申告をする
固定収入を増やすとマジで楽。
ブログでもYouTubeでも、なんでもいい。最近の副業ブームには乗ろう。
そして、青色申告をしよう。
青色申告をすれば、サラリーマンでありながらにして家賃やスマホの通信料、電気代の半分を経費にすることができる。
副業の真骨頂は「副収入+節税」
【ネクストステップ】転職だ!
会社によって、給与の頭打ちラインというものは決まっていて、平均年齢の低い会社ほど、若くしてそのラインに到達する。
平均年齢の引く会社は、若手にお金を配分するいい会社なのだが、平均年収がさして高くない場合、もっと欲しくなる。
しかし、ここから先はこの会社では実現できない or 実現までに長丁場となるので、転職 or 出世は自らの選択で選ぶべき。
会社に残る場合、まずリーダー・マネージャーの席が空かないことには始まらないので、そこを気長に待つ気概が必要。
転職の場合は、いまいる会社よりも平均年収の高い会社にエントリーすること。あるいは、ベンチャーでめちゃめちゃ活躍するライン。
年収の決まり方
給与とは「儲けを何人で割るか」によって決定する。
まず儲けに関していえば、売り上げが1億あっても経費が80%を占めていたら、儲けは2000万。5000万でも経費が50%なら、儲けは2500万で逆転。
次に、何人で割るかについては社員数のことを指していて、儲け2000万を社員10人で配分すなら、一人当たり200万、5人で分配するなら一人当たり400万になる。
一方で、ある程度の規模のある会社でないと、稼ぎが安定しないという原理も働いていて、業界はある種、弱肉強食の世界なので、ある程度の規模感があって、市場のパイを取っていかないと大きな稼ぎも得られない。(業界1位と2位では、全然ちがうのイメージすれば伝わりますでしょうか。)
大企業の粗利は1時間6000円以上といわれており、粗利の内、会社が取る分を引いた額が労働者に支払われる。
一般的にその割合は、粗利の40%程度で会社によって大きく変動するものでもないので、粗利の高い会社に所属することが先決。
まとめ
●年収アップしたいなら、会社のお金関連にこだわれ、アンテナを張れ!
ex)
●社内評価をよく見て、会社が求める人材になれ
●副業をはじめて副収入+節税