何かのきっかけで、ミニマリストになる人は多いです。
僕のきっかけは「遅めの一人暮らしのスタート」でした。
表現できない不安があった
大学1年の頃から、ずっと一人暮らしをしたいと思ってました。
大学が家から1時間半の場所にあったんです。
往復で3時間。一日の1/8を通学のために過ごしていることになります。
ただ、両親の賛成を得ることができぬまま、ズルズルと大学4年の4月を迎えようとしていました。
父と祖父のケンカ
そんな中、かねてより仲があまりよくなかった父と祖父がお正月のおめでたい時期だというのに、大ケンカをしました。
当時、僕は祖父母の家に居候になっていたので、この大ケンカから僕の所在問題にも発展。
祖父「誰が孫を居候させてやってると思ってるんだ」
父「だったら、出ていかすからいいですよ」
というところまであれよあれよと話が進んでいきました。
千載一遇の大チャンス
ただこれ、一人暮らしがしたい僕にとってはまたとない大チャンスでした。
というか、僕個人としても「一人暮らしを強行しよう」と決心できたタイミングでした。
もともと、一人暮らしをするのに親の許可なんて必要なかったんですよね。
まして、一緒に暮らしてるわけでもなかったので、一人暮らしがしたくなれば自分でお金貯めて勝手にすればよかったんです。
父と祖父のケンカ騒動は、そんな「ささいなこと」に気が付くきっかけになった事件でした。
就活真っ只中に、一人暮らし開始
時期的には、就職活動真っ只中の今後の人生を決める時期でもありましたが「ここで一人暮らしをはじめなかったら、一生できない気がする」という謎の使命感に教われ、大学4年の5月に一人暮らしを開始しました。
レオパレスのワンルームの物件を借りました。
予想外の一人暮らしをスタートするにあたりお金がなかったので、大学3年の1月から就活そっちのけでバイト戦士をすることになりました。
きっかけは貧乏でもいいが、行きつく先は主体的な選択であるべきでしょう。
正直、ミニマリストになるというよりは、節約のためにモノを買わなかっただけです。
お金に余裕ができてくるも、貯金厨になる
僕の場合には、なんだかんだ親が生活費を工面してくれたというのもあって、一人暮らしをはじめてそんなに経たない内に金銭的な余裕は確保できました。
ただ、いままでの実家暮らし・居候生活とはちがって、いつどこでまとまったお金が必要になるのか分かりません。
そんな漠然とした不安から「お金はあればあるだけ貯めるもの」という強迫観念に襲われました。