ミニマリストにも、断捨離できないものはあります。
それは、卒業アルバム、卒業文集の類です。
卒業アルバムは断捨離できない。
大学まで出た人は、いままで、4冊の卒業アルバム (卒業文集) があることでしょう。
● 小学校の卒業アルバム (卒業文集)
● 中学校の卒業アルバム (卒業文集)
● 高校の卒業アルバム (卒業文集)
● 大学の卒業アルバム (卒業文集)
卒業アルバムは、自分が生きた証。そこにいた証
当時を記憶を鮮明に思い出せますか?
卒業アルバムなんて見たくても、当時のことを思い出せるような記憶力の持ち主なら、卒業アルバムは不要かもしれません。
生まれつき抜群の記憶力があり、アルバムなどなくとも、当時のことを色鮮やかに思い出せるのであれば、なんの問題もありません。
だがしかし、そこまで優れた記憶力の持ち主はいないでしょう。
写真を見て思い出すことがあるはずです。
体育祭の思い出、文化祭の思い出、修学旅行の思い出。
思い出はムダじゃない
ミニマリストも行きすぎると「過去なんてムダ」だと言い始める人も出てきそうですが、思い出はムダではありません。
過去を思い返す時間は、確実に必要な時間です。
思い出した数だけ、過去の記憶は鮮明になる
普段から、ちょっとした思い出を頻繁に思い出す人もいれば、まったく思い出さない人もいます。
この思考回数によって、過去の記憶の定着は変わってきます。
過去起きたことについて、めちゃめちゃ鮮明に覚えてる人っていますよね?
あのタイプの人は、日頃から少し前の記憶をたどるクセがあるんです。
だから、毎年誕生日になにをしていたかすぐに思い出せるし、去年の今頃はどんな暮らしぶりだったかを鮮明に覚えているわけです。
つまり、日頃の反復が記憶力と直結しているわけですが、この定期で記憶をたどるクセは意識的につけるのは難しく、生まれつきそういったクセがあるかないかによって大部分は変わってしまいます。
生まれつき、過去の振り返りをするクセのある人は記憶が定着しやすいし、そういう癖のない人は昔のこと、少し前のことでも思い出しづらい仕様になっています。
人間の記憶力にはそういう仕組みがはたらいているので、振り返りのクセがない人ほど、卒業アルバムの存在が大切になってきます。(ここがゴール)
卒業アルバムを見返してはじめて「あの時はこんなことしてたなー」と思い出せる訳でして、卒業アルバムが記憶のトリガーとなります。
実家に置いておこうよ
卒業アルバムを常に身近に置いておく必要はありませんが、何かのタイミングで見れるようには保管しておいた方がいいでしょう。
「過去を捨てる」なんて言うなら好きにすればいいですが、過去を懐かしむ時間は年齢がいけばいくほど、大切な時間になってきます。
「昔はあんなことして楽しかったなー」「あの頃は、こんなことしてたのかー」と昔に戻って、懐かしむ時間って最高じゃないですか?
1年に一回、あるいは数年に一回。そんな時間があってもいいのではないでしょうか。
卒業アルバムが4冊(小中高大)くらいなら、そんなに場所も取らないので、実家の空きスペースにでも置いておきましょうよ。
まとめ
● 卒業アルバムは断捨離できない
● 卒業アルバムは、自分が生きた証。そこにいた証
●1年に一回、あるいは数年に一回、卒業アルバムを見返してみようよ。